夫のALS発症の原因について考えてること

 私は、病気はその人の体の弱い部分にでると考えている。ストレスもよくないし、良くない生活習慣(悪い食事、運動不足、過度の飲酒など)や老化等でも、病気にかかりやすくなると思う。夫もALSにかかる前は、仕事は充実していたが忙しく、パワハラ上司に仕事を大量に押し付けられたり、手柄をよこどりされたり、無能な部下を押し付けられたり、夫が自分の後継者にしようと手塩にかけて育てた部下を、上司が上の人にいわれるがまま、他の支社に出したりしていた。その上、私が義父母を隣のマンションに呼んだのだけど、義母が上にたって仕切ろうとする人だったので、こちらがお金を援助していた事もあり、主導権争いになり、夫は板挟みになって、ストレスでいっぱいだった。夫には申し訳ないことをしたと思っている。それもあって、毎日お酒を飲みまくり、痛風になったり、アトピーになったり、腰痛になったりしていた。アトピーでは、膝や肘の裏や色んな所をかきむしり、四年位苦しんだが、白砂糖やお菓子類をやめた所、やっと治ったのだ。その後、五十肩になったり、腰痛になったりして、段々歩けなくなっていき、ALSと診断されたのは、発症から一年半位たってからだった。

  

 ごしんじょう療法では病気の主な原因は電磁波だと言っている。それだけではないと思うけど、夫が電磁波にさらされる機会が多かったのは確かだ。夫の仕事は、化学の分析の仕事でパソコンを使って仕事をしてるし、パソコンを自分で組んだりするのが趣味で、徹夜でパソコン作業をしていることもあった。寝室は、パソコンは近くにおいてるし、夫はオーディオマニアでもあったので、ベッドと壁1枚隔てて、オーディオセットが置いてあった。ベッドマットレスのボンネルコイルも電磁波を吸着していたと思う。夫は、ストレスと電磁波と過度の飲酒と脳の神経が弱かったために、ALSになったのかもしれない。夫の父はクモ膜下出血になったし、妹さんも脳の神経の病気があるようなので、遺伝的に脳の神経が弱い可能性はある。

 

 夫はALSになってから、ストレスからかなり解放されたのだ。私達は義母を残して夫の会社の近くに引っ越したので、時々義母関連の電話や義母からの電話が夫にかかってくこともあり困ることもあるが、直接義母に会うことはとても少なくなった。会社ではパワハラ上司の次に赴任して来られた上司が、夫より年下だけどすごく優しい方で、「きっと病気は治る」と信じて下さっているそうだし、夫に対してできるだけの事をしてくださって感謝している。また、夫の部下の女性に代わりにリーダーになってもらい、夫は過度に抱えていた仕事の大部分を他の人に代わってもらい、相談役みたいな感じになって、週2日は在宅勤務でフルタイムで働かせてもらっている。事情があり、4月からまた夫がリーダーになったが、今の所、仕事はうまく回っている。今進行は止まっているし、ALS新薬(アルブリオーザ)のカナダでの認可もあったし、希望が見えてきた気がする。