ALSを診断されてからの夫の趣味や買物や食事

 夫がALSと診断されたのは、発症日とされている2019年8月から約1年半後の2021年の3月だったが、その頃は手の震えはあっても、手は問題なく動かせていた。ただ、趣味だったアコーディオンやギターは弾けなくなってしまったので、本人は悔しがっていた。でも、ピアノは今でも2.3曲は弾けるので、2日に1回はロシア民謡等を弾き歌いしている。他にはamazon楽天で好きな物や便利な物を買ったり、ユーチューブで音楽を聴いたり、本を読んだり、飛行機を見に行ったりしている。一人で電動車いすに乗って、近くの電気店やコンビニに行くこともある。

 

 リハビリのために、電動サイクルを買った所、夫は最初少しだけして、手足が疲れて動かしにくくなると言ってしなくなったけど、訪問リハビリの女性が「これはいいですよ」と言ったのと、むくみがひどくて動かした方が良さそうなので、最近は毎日するようになった。冬の間は寒くて足が動きにくく、鍼灸の先生に「足を絶対に温める事」といわれたので、ひざ掛けやフットウォーマーや足湯の機械やセラミックファンヒーターやカイロや車の足元の暖房等、色々と買った。診断直後から、水素発生器も購入していて、夫が「ラジカットのようなものだ」と言って、毎日使っている。

 

 食事はできる範囲で無添加の調味料を使って、体によさそうなものを食べさせなくてはと思った。まず、ALSの進行を遅らすとされている希少糖を買って、しょうがやシナモンと一緒に紅茶に入れることにした。お茶もルイボスティーや柿の葉茶等飲ませているが、良さそうなお茶が多いので、何がいいか思案中だ。また、肉や魚などのタンパク質や野菜を沢山出して、みそ汁は毎日、ご飯は金芽米もち麦を入れて食べさせた。最初の頃は体重が減らないように、お菓子はなんでも食べていたけど、糖尿病になってしまったので、それからは、さつまいもやチーズやミックスナッツやビターチョコやゆで卵やゆでた大豆等をよく食べるようになった。食事は、momoを使えば、途中で手が疲れて休むことがあっても、自分で食べれるし、普通の食器に家族と同じおかずを出している。足は弱って車いすになっているけど、手はごしんじょう療法で、前より動きやすくなったようだ。元々、握力は47位あったようだけど、今は握力16のあたりでずっととまっている。