ALS発症前後にしてきた施術2(CS60)

 それから、あるALSの方のブログに、CS60という施術が良いと書かれていたので、年明けから試してみることにした。比較的近くにあったので、行こうと思ったが、段差があるということで電動車いすの夫には大変なので、出張施術に来ていただくことにした。こられたのはすごく明るい女性で夫と気が合ったようだ。CS60は、器具で体をこすると体の悪い所が痛むので、そこを重点的にこすって電気をぬいていくというものだった。夫はこめかみや足等、痛い所が何か所かあったようで、うめいていたが、終わった後は足のつま先があがりやすくなったり、手が動きやすくなったり少し効果があったので、週一回来てもらうことにして今も続けている。ただ、CS60の先生に「解毒のために尿をだした方がいいので、水をたくさん飲んでください」といわれ、終わってから夫が水を沢山飲むと、その夜は何回もトイレにいくことになり頻尿になった。訪問リハビリをした夜も、必ずという位頻尿になるので、足のむくみがとれて頻尿になるのではないかと思っている。

 解毒やむくみがとれて頻尿なら仕方がないと思っていたが、4月位から頻尿がひどくなり、夜に6,7回もトイレに行く夜もあり、眠いのと尿がたまってることもあり、自分で起きあがれないので、ベルで家族を呼ぶのだが、夫は真面目な人なので、家族をたたき起こすことに大変な罪悪感を感じ、また頻尿であまり寝てないのに、仕事にいってたので、精神的においつめられていた。それまでは、ベッドで斜めになって反動を使って、大抵は自分で起きあがっていたのだ。ケアマネに自分で起きれるベッドのレンタルを頼んだ所、業者がリクライニングベッドを持ってこられて横にポールを立てていったが、夫は手の力があまりなく、ベッドを起こしても起きあがれないため、また落ち込んでしまった。それで、早急に頭がおき上がると同時に足の所も下がる、高価なベッドをもってきてもらった。マッサージチェアのような作りのベッドなので、これなら完全に座った態勢になり、そこから降りて歩行器や車いすに夫が自分でのることもできた。

 尿がたまってないのに、いつも尿意があるような過活動膀胱にもなっていたが、主治医に「座った時お尻が痛い」と相談したところ、漢方薬を出され、この漢方薬の副作用に頻尿とあったので、このためもあったのかもしれない。また相談した所、過活動膀胱と診断され、その薬もだしてもらって効いたのと、起きあがれるベッドが来たので、まだ頻尿はあるがよく寝れるようになり、夫も落ち着いてきた。