ALS発症前後にしてきた施術3(ごしんじょう療法)

 夫は去年の三月に診断された後、「ALS 治る」と検索して、唯一出てきたのが、ごしんじょう療法で受けてみたいと思っていたらしい。「ALSが治っている」という本を最近読んだけど、ごしんじょう療法でALSで改善した方が何人もおられるようで、シルバーカーで歩けた頃に、東京の貴田先生の所に治療に行っておけばよかったと思った。

 

 最近、ひょんなことから、ごしんじょう療法の先生とつながり、家に来ていただけるようになった。夫の体感としては、今までで一番効果があると感じたらしい。手の動きや足の動きがよくなったり、頭がすっきりしたりするようだ。CS60も同じような感じだけど、CS60よりも効いてるようだ。なので、ごしんじょう棒を購入して、私が毎日一時間位、夫の体をごしんじょう棒でこすっている。ALSは頭と側索を特に念入りにこすったりすればいいらしい。先生にごしんじょう棒の使い方を、レクチャーしていただいたし、体の悪い所がこすると赤くなり痛むので、そこを棒で押したり、何度もこすったりすると、邪気が抜けていくらしい。私は下手だけど、この頃夫の調子がまたよくなってきたので、効果があると思っている。

 

 詰めてするといいということで、先生の施術所に金・土曜と新幹線でいって、四回施術を受けてきた。詰めてというのは毎日することらしいけど、夫は仕事をしているので大型連休でないと、何日も行くのは難しそうだ。新幹線は多目的室という身体障碍者用の個室をとれたし、駅員さんが乗り降りの時に、夫が電動車いすのまま降りれるようにスロープをかけてくださるので、とても助かった。在来線でも駅員さんがスロープをおいて乗せてくださるので、夫一人でもその気になれば、行けそうだ。ただ、夫は身障者トイレに電動車いすのまま行けても、立ち上がるのが困難なので、今度は補高便座をもってきて便座を高くしてほしいと言っている。ホテルでも一人でベッドから起き上がったり、トイレで立ち上がるのは、大変なので、泊りがけだと一人でいくのは無理そうだ。でも、今ALSの進行がほぼ止まっているし、ごしんじょう療法には期待している。